ここ数年、
お客様の希望があれば行っている
アルミサッシの雨戸 戸袋部を
木で囲って仕上げる工法。
まず、
アルミの縦枠に、
加工を施した木を取り付け、
その間にハシゴに組んだ下地を取り付け
最後に本ざね加工されたはめ板を
張っていきます。
樹種は庇と同じ米杉。
少し色ムラはありますが
防腐を兼ねた塗装をすれば
ほぼ気にならなくなります。
アルミに比べ、
マメなメンテナンスが必要になるので、
住みだしてから
あまり手をかけたくない人には
おすすめ出来ませんが、
木が痩せてすき間ができたり、
少しぶつかっただけで凹んでしまったり
定期的な塗装の塗り重ねの労力を
苦と思わない方には、
明らかに見映えのする
このオプションは
是非おすすめします。
もちろん、
材料費、大工の手間賃も
もれなく付いてきます
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by kazz0609
| 2013-09-23 20:40
| 現場
日々進められていく現場において、
一定の期間変わらない状態や、
すぐに変わってしまう状態、
いろいろありますが、
その中でも、
施工している職人以外が
なかなか見ることができない状態。
構造材に囲まれた中での
1フロア全ての
化粧床材が張られた姿…
いろいろな条件が揃わないと
撮れない写真を
少し撮ってみました。
大工は通常、
化粧材を傷付けないように
少しでも早く養生するので、
工事中に見れた人は
幸運かもしれません…
もちろん、この後すぐに
次の仕事にそなえてしっかり養生。
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by kazz0609
| 2013-09-18 07:31
| 現場
創建舎で標準として施工している
外壁の通気層。
ただただ胴縁と呼ばれる材料を
打ち付けていけば良いわけではなく、
通気のスペースが確保されても、
入口と出口が確保されないと
空気は流れません。
そこで、現在使用しているのが
『イーヴスベンツ』です。
細かい網目になっていて、
通気量を確保しつつ虫の侵入を防ぐ
優れものです。
もちろん、
台風時などの雨の吹き込みに対しても
効果があります。
土台水切りのすぐ上では
空気の入口と、
防水層に侵入した雨水の出口として
バルコニーの笠木の下では
空気の出口として
その他、
いろいろな場所で使用します。
当然のことながら、
通気に関してのノウハウがないと
正しく施工できません。
時おり喧嘩する、
通気と防水との仲を
うまくとりもちながら、
日々頭を使って施工しています。
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by kazz0609
| 2013-09-09 21:19
| 現場
盆休みにぶらりと寄った
大阪の のぼり刃物店。
何度か
ネット販売での買い物をしたことがあり
ウチの会社のU野くんが訪れたことが
あったり、
そのからみで
削ろう会でお会いしたこともあり、
少し話をしたら覚えていてくれて、
しかも、
削ろう会で撮っていた
僕が削っているところの写真まで
いただきました。
とても人柄の良い人たちで、
ざっくばらんに話をしながら、
目は常にショーケースへ…
何か目的があって
訪れたわけではないのですが、
あれもこれも欲しくなるものばかり
そんな中、
見た瞬間手に取らせてもらった刃物が
これです。
内橋 圭介 作 剣先。
以前から仕事中、
剣先があればな~
という場面が何度かあり、
いつかは買おうと思っていたところに
出会ってしまい、
少し悩んだ末に購入。
早速研いでみたら、
鎬面の小ささと
柄部分の重たさのバランスのせいで
なかなかコツをつかむのが難しく、
思ったより時間がかかりましたが
なんとか使える状態になりました。
出番が待ち遠しいです。
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by kazz0609
| 2013-08-29 22:10
| 道具
住宅を造るうえで、
耐震に続いて重要な要素となる防水。
家を長持ちさせるためには
欠かせない、手を抜けない仕事です。
何年もかけて、様々な検討を重ね、
外部の防水には
だいぶ自信が持てるようになりました。
それには、
いろんなグッズを使用しますが、
その中のひとつが、
『スパット』です。
透湿防水シートのタイベックや、
屋根の下地処理に使われる
アスファルトルーフィングなどでは、
どんなにうまく張り重ねても、
どうしても防水しきれない場所が
出てきます。
『ピンホール』
と呼ばれているものです。
ほんの針の穴ほどのものですが、
雨水が集まってくるところでは、
大きな漏水の要因となります。
それを一気に解決してくれるのが
このスパットで、
三面以上の取り合いのヵ所では
欠かせない材料です。
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by kazz0609
| 2013-08-24 21:27
| 現場